新型コロナの感染拡大などで「新しい働き方」のニーズが高まるなか、トヨタ自動車はリモート勤務が可能となる新たな制度を設けることがわかりました。

 対象となるのは育児や介護などの事情で長期にわたって遠隔地での勤務を希望し、在宅勤務が可能な業種の国内の社員です。

 新たな制度では原則としてリモート勤務が可能で、どうしても出社が必要な場合は距離に上限なく通勤手当が全額支給されます。

 時代の流れに合わせて時間や場所に制約されない新しい働き方を導入しようと設けられ、現在単身赴任している社員が自宅に戻り、育児や介護にあたることも可能になるということです。この新制度は8月から運用が始まります。

 新型コロナの感染拡大を受けてトヨタはリモート勤務を推進していて、今年5月時点の出社率は本社地区ではおよそ50〜60%、名古屋地区でおよそ30%、東京地区でおよそ20%となっています。