
大雨の影響で、岐阜県下呂市の飛騨川沿いでは14日、国道41号が約100メートルにわたって崩れました。
下呂市萩原町では14日、降り続いた大雨で飛騨川が増水し、国道41号線の片側一車線がおよそ100メートルにわたって削り取られてしまいました。
その削り取られた部分には信号機もありましたが、激しい流れで土台部分から川へと崩れ落ちていきました。
道路が崩落したことにより、現場付近の国道41号線は全面通行止めとなっていて、復旧の見通しは立っていません。
16日の午前中に、国交省中部地方整備局の依頼を受けた建設業者が状況の確認を行ったあと、午後には土嚢を入れる場所を確保するために妨げとなるアスファルトを、重機を使って削り取るなどしました。
しかし、依然として川の水量は多く流れも速いため、作業は今後状況を見ながら進められる見通しです。地元では今後の雨を心配する声も聞かれました。
岐阜地方気象台によりますと、飛騨地方では16日夜から17日にかけて雨が断続的に降り、17日から18日にかけては24時間の雨量が200ミリから300ミリになると予想されています。
気象台は河川の増水や氾濫、土砂災害に十分警戒するよう呼びかけています。