三重県では16日、新たに108人の新型コロナウイルスへの感染が確認されました。1日あたりの感染者は6日続けて100人を上回り、月曜日としては過去最多です。

 感染がわかったのは、四日市市や桑名市などに住む10歳未満から70代までの108人です。内訳は四日市市51人、桑名市17人、津市8人などとなっています。

 名張市の30代女性は、8月13日に喉の痛みや吐き気などの症状が出て、検査を受けて14日に陽性が判明しました。この女性は県内の福祉施設に8月11日まで勤務していましたが、県は「施設では個別に食事をとるなど感染対策が徹底されていたため、職場での検査対象者はいない」と説明していて、同居する家族など5人を検査することにしています。

 志摩市の会社役員の70代男性は、症状が出たため検査を受けて陽性が判明し、人工呼吸器をつけて治療中で重症です。県は男性の同居家族1人を検査しています。

 16日は、入院していた70代男性が15日に亡くなったことも発表されました。

 16日時点の病床使用率は53.0%で、6日ぶりに減少に転じていますが、自宅療養を含めた入院調整中の患者は、前日から72人増えて826人になっています。

 自宅療養の患者も増えていることについて、鈴木知事は「軽症や無症状、あるいは家族全員が感染している人など、それぞれの状況に応じて、自宅療養を選んでいる人も多い」と説明しています。

 累計の感染者は7183人になりました。