名古屋鉄道の車掌が、走行中の列車の車内で加熱式タバコを吸っていたことがわかりました。

 名鉄によりますと、15日午後9時すぎ、名鉄名古屋本線の豊橋発新鵜沼行きの快速特急で、「乗務員室で車掌がしゃがんでいる姿を見た」と乗客から名鉄にメールで連絡が入りました。

 名鉄が車掌に確認したところ、愛知県豊川市の国府駅から岡崎市の本宿駅間を通過するおよそ7分間に、加熱式たばこを吸っていたことを認めたということです。

 名鉄の聞き取りに対し、車掌は「我慢できずに吸ってしまった。加熱式たばこなら煙やにおいが残らないと思った」と話していて、今年2月ごろから複数回にわたって乗務中に喫煙していたことを認めているということです。

 名鉄は車掌の処分を検討していて、「再発防止策を徹底し信頼回復に務めてまいります」とコメントしています。

 名鉄は「個人の特定につながる」として、車掌の性別や年代を明らかにしていません。