厚生労働省は26日、東京や愛知など5都県8カ所の接種会場で、一部のモデルナ社製ワクチンに異物混入があったことを発表しました。

 東海3県でも、愛知県のバンテリンドームナゴヤと岐阜県の産業会館の大規模接種2会場で確認されているということです。

 愛知県と岐阜県によりますと8月中旬、いずれも薬剤師が使用前に目視で黒っぽい異物に気づき、接種を見合わせたということです。

 同じロット番号「3004667」のワクチンは、異物がないことを確認した上で使用されていましたが、厚生労働省は「3004734」「3004956」を加えた3つのワクチンは異物混入の可能性が否定できないとして、26日に使用の見合わせを決定しました。

 モデルナ製のワクチンは、自治体の大規模接種や職域接種で使用されていますが、このうち名古屋市内の職域接種で同じロット番号のワクチンを接種したという男性は…。

同じロット番号のワクチンを接種した男性:
「自分で見て、番号に当たっているのを知って。打たせていただいた中で異物混入のことがあったので、不安は大きかったです。何があるか分からないので、対応とかはしてほしいと思います」

 これまでのところ、健康被害は確認されている人はいないということですが、愛知県と岐阜県ではご覧の番号で相談を受け付けています。

【相談窓口】
愛知県(052)954-6272 岐阜県(058)272-8222