愛知県常滑市で感染対策がとられずに大規模な音楽イベントが開かれた問題で、主催者が「自分の認識が甘く反省している」と話していることが分かりました。

大村愛知県知事:
「(主催者は)自分の認識が甘かったことは自覚し、そこは反省していると。謝罪というのは無かった、反省はしている」

 常滑市にある愛知県の施設で、8月29日に開かれた「NAMIMONOGATARI」では、緊急事態宣言下にもかかわらず8000人を超える観客が訪れ、酒類も提供されるなど、県が要請していた感染対策がとられていませんでした。

 イベントを主催したオフィスキーフは、県から「過度の飲酒でなければ提供可能と伝えられていた」と主張し、これに対し大村知事は「酒類の提供を認めていない」と否定していました。

 その後、県がオフィスキーフに経緯の説明を求めるも、連絡が取れない状態が続いていましたが、大村知事は主催者の男性が31日午後、県庁を訪れていたことを明らかにしました。

 男性は酒類の販売について、県からの強い自粛要請があったことを認め、「自分の認識が甘く反省している」などと話したということです。