愛知大学リーグ2部に、とんでもない“大砲”が現れた。

 その名は、安田悠馬(愛知大学4年・兵庫/須磨翔風高)。身長185センチ、体重105キロ。左打席での出立ち、そして顔立ちも、"ゴジラ"こと松井秀喜さんそっくりの逸材だ。バットを振らせれば、それが話題性だけではないことがすぐにわかる。

 5日の秋季リーグ、名古屋学院大戦。プロ6球団のスカウトが安田のプレーを視察に訪れる中、タイムリー含む2安打で迎えた第3打席、豪快に振り抜いた打球はライトのフェンスを遥かに超える超特大130m弾を放ったのだ。

 実はこの安田、3年前のリーグ戦では、1年生ながら現在、広島東洋カープの守護神・栗林良吏(当時名城大4年)からライトスタンドへホームランを放っている。

 栗林といえば、プロ入り後、ここまで39試合に登板し、未だホームランを打たれていない。そんなホームランを打たれない男・栗林から価値ある一発を放ち、今ではその1本を含む大学通算29本となった。

 松井秀喜さん、そして現役ではソフトバンク・柳田、阪神・佐藤輝明に憧れる愛知大学リーグ2部の隠れた逸材は、プロに入ってその豪快なフルスイングで球場を沸かせるに違いない。

 ちなみにドラゴンズ投手の田島慎二、元投手の浅尾拓也も愛知大学2部リーグ出身、愛知大学2部リーグには隠れた逸材が眠っている。