一段と厳しい感染対策…いつもと違う雰囲気の中、名古屋市中村区のジェイアール名古屋タカシマヤで「秋の大北海道展」が始まりました。

 8日から始まった「秋の大北海道展」。お馴染みのカニやイクラ、アワビなどが盛られた豪華なお弁当や、富良野産のメロンを使ったスイーツも…。

 しかし、会場の入り口にはカウンターを手にした男性スタッフの姿。さらには、入場制限中と書かれた看板も…。緊急事態宣言下で開催する物産展ということもあり、今回は入場制限する人数をこれまでよりも厳しくするなど、感染対策を強化して始まりました。

 対策はお店でも。北海道の幸を象徴する海産物。いつもなら大胆に山盛りになっているイクラですが…。

店員:
「今は飛沫とほこりが気になるので、全部袋に入れて、安心して食べられるように」

 手間はかかりますが、安心して食べてもらいたいとの思いから、あらかじめパック詰めして販売しています。

 また、会場が密にならないように、普段の物産展では2メートルの通路の幅を3メートルに広げました。

 コロナ禍でなかなか旅行にも行けない昨今、物産展の楽しみ方は買い物だけではありません。

 物産展初出店の『麺屋すずらん』。ご自慢は鶏ガラと和風だしを利かせた味噌ラーメン。北海道に行かなくても、イートインでご当地の味を楽しめます。

 海産物にラーメンとくれば、外せないのがスイーツ。パンに生クリームを挟んだ話題のイタリアンスイーツ「マリトッツォ」には、富良野産のメロンがふんだんにトッピングされています。

 そして、初出店のお店はスイーツでも…。外はパリパリ、中はもっちり、フランボワーズのガレット。そば粉100パーセントの生地が特徴です。お店は札幌にありますが、コロナ対策で今はイートインを中止しています。

 今回の物産展には、こうしたコロナの影響で苦境に立たされたお店が数多く出店しています。

ジェイアール名古屋タカシマヤの広報:
「なかなか北海道にまで行けないご時世ですので、ここで北海道の方々にご商売をしていただいて、少しでも出店者さまにとって何か良い形になればと思っております」

 ジェイアール名古屋タカシマヤの秋の大北海道展は9月21日まで開かれ、物産展初出店の4店舗を含む86店が北の幸を販売します。