政府は今後、ワクチン接種の進み具合に合わせ、緊急事態宣言の地域などでも行動の制限を緩和する方針を固めています。経済活動の本格的な再開にかじを切る形となりますが、この行動規制の緩和について、街では「賛成・反対」それぞれの声が聞かれました。

女性(賛成):
「(ワクチン接種済みの)証明とかあるなら安心かなと思います

別の女性(賛成):
「別にお酒を提供したからって、(感染者が)増えるわけじゃないのかなと思ったり」

男性(賛成):
「(行動制限の緩和は)いいんじゃないかなと思います。個人的にはワクチンをまだ打てていないので。予約も取れないので、ワクチンの接種も早くできたらいいなと思います」

女性(反対):
「(行動制限の緩和は)まだ早いんじゃないでしょうかね。もう少し延ばした方が良いと思いますけど」

男性(反対):
「緊急事態宣言の意味がないんじゃないかと」

 名古屋市中区伏見にある居酒屋「いっちょらい」。夜の営業を定食屋スタイルに切り替え、今年5月にランチ営業を始めましたが、売り上げは以前の1割ほどで、赤字経営が続いています。

 そうした中で、再びお酒を提供できる可能性に期待を寄せていました。

居酒屋の大将:
「(行動制限の緩和で)いつから、何時まで、お酒を出せるのか出せないのか、とにかく早く決めて欲しい。この状態をずるずる長くやるんではなくて。(店内の感染対策は)やれること全部やってあるんですよ。これ以上やれないくらいやってあるんだから」

 しかし、新型コロナの収束前に行動制限を緩和し、感染が拡大した場合の事を考えると、もろ手を挙げて賛成できない気持ちもあるといいます。

居酒屋の大将:
「『11月ごろからやるよ、やったー!』とはならないですね。11月なんて、去年は(感染者が)増えだした時期だから、そこでできるんですか?という話になっちゃう」