名古屋市教育委員会は、児童や生徒に対して新型コロナワクチンの接種の有無を挙手させるなどして尋ねる事例が市立学校のうち42校であったと発表しました。

 市教委によりますと、教師が生徒や児童に新型コロナワクチンの接種の有無を尋ねていたのは、小学校5校、中学校35校、高校2校の合わせて42校です。

 授業でワクチンについて学ぶ際に接種した生徒に挙手をさせたり、教師自身が接種の体験を話す際に打った人がいるかをクラス全員に尋ねるなどの事例があったということです。

 9月7日、犬山市で同様の問題があったことを受け、全ての市立学校390校に聞き取りをしたところ判明しました。

 市教委は、ワクチン接種の有無を尋ねることは差別や偏見につながる恐れがあり、再発防止に努めるとしています。