藤井二冠は、豊島将之叡王を下して「叡王」のタイトルを獲得し、史上最年少で三冠となりました。

 将棋の「三冠」達成はとても困難とされ、これまでに三冠を達成したのは、今回の藤井聡太三冠を含めて10人しかいません。

 現役では、羽生善治九段や谷川浩司九段、過去をたどると、中原誠十六世名人や大山康晴十五世名人など、そうそうたる面々です。

 藤井三冠以外は皆さん「名人」のタイトルを獲得しています。そして、三冠達成時の年齢は、藤井三冠が圧倒的に若く19歳1か月です。羽生九段の記録である22歳3か月を3年上回っています。

 10代での三冠達成について、羽生九段は「昨今の藤井さんの内容の充実ぶりを考えると、不思議とは思いません」とコメントしています。