愛知県では17日、新たに581人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 感染が判明したのは、10歳未満から90歳以上までの581人で、内訳は名古屋市が311人、一宮市が33人、豊田市が28人、春日井市が19人、豊橋市が15人、岡崎市が12人、刈谷市と豊明市がそれぞれ10人などとなっています。

 17日は、知多市の基礎疾患のない50代の男性や蒲郡市の肺気腫などの基礎疾患があった50代の男性など、入院していた5人が亡くなったことも発表され、県内の死者は累計で1095人となりました。

 また、16日までに職員と利用者合わせて40人に感染が判明し、クラスターと認定された豊橋市の高齢者施設では、ワクチンを接種していなかった職員が初めに感染し、その後感染が広がったとみられることが明らかになりました。

 県内の入所型の高齢者施設では、希望者にワクチン接種を2回、7月で終えていますが、県によりますとこのクラスターでは感染した40人のうち31人が2回接種済み、7人が接種をしていなかったということです。

 大村知事は会見で「事の性格上、強制はできない」と述べたうえで、感染しても重症化リスクが下がるとして県民に積極的な接種を呼びかけました。