敬老の日の9月20日、各地でお年寄りにちなんだイベントが開かれました。

 大きなセイウチの前で、メッセージ動画を撮影するこどもたち。愛知県美浜町の南知多ビーチランドでは、敬老の日にちなんで、セイウチと触れ合いながら、おじいちゃんやおばあちゃんへのメッセージを撮影できるイベントが開かれました。

来場者:
「楽しかった」
「(祖父母に)早速送らさせていただきました」
「(コロナで)なかなか子供たちの成長を間近で見てもらえないので、インパクトのある所でメッセージを伝えられてよかったです。(送ったら)大喜びだと思います」

飼育員:
「コロナ前は、実際にご来園いただいたお孫さんとおじいちゃんおばあちゃんにイベントに参加していただいたんですけど、実際この状況になってなかなか会えないという中で、じゃあやらないではなくて、やれることって何かないかと考えて」

 名古屋の東山動植物園で開かれていたのは、長生きの動物を祝うイベントです。金網にしがみついてハチミツをなめているのは、ご長寿の「ラーテル」。

 お祝いされたのはラーテルの夫婦で、推定20歳のオス「フラン」は、人間でいうと80歳くらいの「おじいちゃん」。メスの「ザビー」は推定18歳で、人間だと70代のおばあちゃんですが、お祝いのハチミツを元気に食べていました。

来園者:
「かわいくてかっこいい」
「80歳でこんなにじゃれられるのはすごい」
「(人間の)100歳まで生きてほしい」

 イタチ科で一見かわいらしく見えるラーテルですが、「世界一怖いもの知らずの動物」としてギネスブックに登録。背中の皮ふが厚く、動物の牙や爪を簡単に通さないため、ライオンにも戦いを挑んだり、コブラの毒にも耐性があるため、捕まえて食べてしまうといいいます。

 実は獰猛なラーテルですが、これからも「かわいらしい姿」で楽しませてくれそうです。