東海地方のソウルフード「スガキヤ」のラーメンに、意外なラインナップが加わりました。

 東海地方の人ならご存じ、スガキヤのラーメン。

 魚介だしの効いた「和風とんこつスープ」が人気ですが、9月に「子供には食べさせられないラーメン」をテーマとした新商品を発売。その名も「香る金ごま担々麺」です。

 これまでも担々麺自体はだしていたそうですが…。

スガキヤの担当者:
「今までは辛さもややマイルドにしていて、多くのお客さまが食べやすいものにしていました。(今回は)見た目や色合いも含めて、一味違った担々麺になっているかと」

 今回は“完全大人向け”の本格的な担々麺に進化させました。

 食べてみると予想以上にラー油と唐辛子のピリッとした辛さが効いていて、ゴマの甘みとコクが口に広がり、とてもおいしい味です。

 スープにはたっぷりのゴマを使い、唐辛子で辛みも増量させたので子供には刺激が強め。スープの赤、チンゲン菜の緑と色合いにもこだわりました。

 スガキヤが子供向けではない担々麺を開発したのには、大きな理由がありました。

スガキヤの担当者:
「お子さんはスガキヤ、親御さんは他の店で商品をご注文されるということもございます。お子さんだけでなく、親御さんを含めた家族全員でスガキヤをご利用してほしいと、今回担々麺のリニューアルをした」

 家族連れでフードコートにきても子供だけスガキヤで、お父さんお母さんは別の店…ということも多く、かなり悔しい思いをしたことが開発の理由だということです。

 大人にも注文してもらえるように、ターゲットを「辛い物が好きな母親世代」に絞り、約半年かけて開発しました。

担々麺を食べた客:
「本当に辛い。(Q.予想以上?)うん」
「コクがあって、おいしくいただきました」
「前から気になっていたので。この値段でこの味、辛さもちょうど良くて食べやすかったです」
「大きなチンゲン菜が特においしかったです」

 評判も上々です。

 大人の味の「新・担々麺」は、スガキヤの全店舗で食べられます。