電力とガスで共同して事前に受注予定者を決めた独占禁止法違反の疑いで、5日朝、中部電力と東邦ガスが公正取引委員会の立ち入り検査を受けていたことがわかりました。

 中部電力と東邦ガスによりますと、5日午前9時ごろ、中部電力本店と子会社の中部電力ミライズ、東邦ガスの3社に公正取引委員会が立ち入り検査に入ったということです。

 この3社には、工場や大型商業施設など大口顧客向けの高圧電力や都市ガスの供給について、落札前に共同して受注予定者を決めた独占禁止法違反の疑いが持たれています。

 中部電力と東邦ガスは検査を受けた事実を認めていて、いずれも「調査に全面的に協力する」としています。