東海地方を中心にスーパーを展開する「バロー」が、冷却機能が壊れたトラックで生鮮食品などを配送していたことを明らかにしました。

 冷却機能が壊れていたのは、バローが配送業務を委託する運送会社「アキタ」のトラック3台で、最長で去年9月から今年9月までの約1年間にわたり、肉や魚などの生鮮食品や冷凍食品を店舗に配送していたということです。

 9月にバローに匿名の情報提供があったことで問題が発覚し、故障したトラックで食品が配送された店舗は、愛知・岐阜・長野の3県であわせて23店舗にのぼるということです。

 故障したトラックは、荷室の温度が20度近くまで上昇することもありましたが、これまでに客から健康被害などの情報は寄せられていないということです。

 問題のトラックを使用していた「アキタ」の営業所は、今年4月に故障を把握していましたが、修理せずに放置していました。