トヨタ自動車は5日、富士山麓で建設を進めている「ウーブン・シティ」について地元住民向けの説明会を開きました。住民からは交通渋滞の対策などについての質問がありました。

「ウーブン・シティ」はトヨタ自動車が静岡県裾野市の東富士工場の跡地、およそ70万平方メートルに建設を進めているスマートシティで、2021年2月に着工しています。

 5日午後、開発を担うトヨタの関連会社「ウーブン・プラネット・ホールディングス」のジェームス・カフナー代表取締役CEOと、裾野市の高村謙二市長が出席して、地元住民らに向けてまちづくりの概要などについて説明しました。

 地元住民から交通渋滞や治安悪化の対策について問われると、トヨタ側は「人やクルマの動きをシミュレーションできる新たなデジタル技術などを使って解決できると思う」と答えました。

 説明会でトヨタ側は、建屋の建設が2022年から始まることや第一期のオープンが2〜3年後になる見通しを明らかにしました。