日本年金機構が、本人のものではない他人の基礎年金番号などが記載された「年金振込通知書」を、間違って発送していたことがわかりました。

 誤発送は愛知県内で相次いで確認されていて、年金機構が確認を進めています。

 関係者によりますと6日、愛知県内に住む年金の受給者のもとに、本人のものとは異なる基礎年金番号や振込先の金融機関のほか、支払い金額などが記載された「年金振込通知書」が届いたということです。

 このうち名古屋市昭和区に住む73歳の男性(73)のもとには、自身が振込先に指定している金融機関と異なる一宮市の金融機関が記載された通知書が届いたということです。

誤った通知を受け取った男性:
「昭和年金事務所が近くにあって行ったら、同じようなハガキを持った人がいっぱいいて。こんなずさんな管理をしてたのでは、貰える年金も本当に正しい金額かどうか、ますます不信感が募る」

 県内の年金事務所には、誤った通知を受け取った人からの問い合わせが相次いでいて、日本年金機構は事実関係の確認を急いでいます。