レジでの待ち時間解消しようと、最新技術を導入したスーパーが名古屋に初めて進出しました。

 名古屋市港区にオープンした「スーパーセンタートライアル名古屋茶屋店」。東海3県では15店舗目、名古屋では初出店です。

 キャベツが1玉100円に、北海道産のブロッコリーも1株100円、さらに生サンマも5尾で555円とお買い得となっていますが、このスーパーの売りは安さだけではありません。

 タブレットとバーコードリーダーが付いた「スマートショッピングカート」。独自に開発したIoT機器で、レジに並ばずスムーズに買い物ができるようになるといいます。

 事前に専用のプリペイドカードに現金をチャージし、購入したい商品のバーコードを客が自らスキャンして登録。そして最後に専用のゲートを通過すると、プリペイドカードから金額が差し引かれ決済が完了します。

 レジの待ち時間が減るだけではなく、客の滞在時間も短くなるためコロナ対策にもつながっているといいます。

利用客:
「便利だと思います。(操作は)簡単です」

別の利用客:
「新しい感じでいいなかなと思って。レジで並ばなくていいから良かったです」

 最新技術はこの他にも…。商品棚の上にはAIカメラを設置。商品の売れ行きや利用客の動線を検知し、陳列棚に商品が少なくなっていれば、すぐに補充できるようにしています。

 また、店内には「デジタルサイネージ」と呼ばれる大型モニターをおよそ50台設置。総菜売り場で出来立ての商品が並んだことを一斉に知らせるほか、商品のCMなどが流れます。

トライアルカンパニーマーケティング部の担当者:
「従来の小売りの形ではなくて、われわれはレジカートやテレビ、カメラを使って、もっと便利とお得をお伝えしたいと思っています」

 トライアルでは「スマートショッピングカート」を導入した店舗を今後も増やしていくとしています。