岐阜県中津川市のリニア中央新幹線の工事現場で作業員2人が死傷した事故で、警察は午後から実況見分を行う予定です。

 27日午後7時20分ごろ発生したリニアのトンネル工事現場での崩落事故では、作業員の小板孝幸さん(44)が死亡、別の男性作業員(52)も左足などを骨折する大ケガをしました。

 JR東海によると、崩落が起きたのはダイナマイトによる発破作業後の点検中で、リニアの工事現場での死亡事故は初めてです。

 地元の人は「崩落の音は聞こえなかったが、救急車やパトカーの音で何か起きたのかなと感じた」と話しています。

 警察はこの後午後2時半から、トンネル内の安全を確認したうえで実況見分に入る予定で、事故の詳しい状況を調べることにしています。

※画像はJR東海HPより