名古屋で11月2日から『水陸両用バス』の運行が始まりました。

 名古屋・栄を出発し、ド派手な見た目で街中を走行するバス。熱田神宮など市内の観光スポットをおよそ1時間かけて巡ります。

(リポート)
「このバスには窓がないので非常に開放感があって、爽快な気分を味わうことができます」

 車内には心地よい風が入り込み、換気もバッチリです。この爽快なバスツアーが到着したのは名古屋港。水陸両用のため、そのまま海へ…。

 陸ではタイヤ、海ではスクリューと使い分け、ハンドルも2種類。名古屋港水族館などを眺めながら、海上をおよそ20分周遊します。

乗客:
「水に入ったらすごくびっくりして、今すごくテンションが上がって楽しいです」
「天気も良かったのですごく気持ちいいですね。爽快感があります」
「ワクワク感が出てきて楽しいです」

 乗客のターゲットは「地元・東海地方の人」。このバスに乗って地元の魅力も感じながら旅行気分を味わってもらおうと企画されました。

鯱バス旅行事業部の担当者:
「2年近くコロナ禍で観光業界・バス業界が非常に厳しい状況で。旅行に行ってみたいという気持ちになっていただけるようなきっかけになればなと」

 苦しむ観光業界の起爆剤に…。運営する鯱バスは、今後は名古屋の新たな目玉スポットとして、県外や海外から来る観光客の取り込みも目指しています。

 この「名古屋マリンライダー」、乗車料金は中学生以上3500円、小学生1750円、幼児500円で、定員は40人。月曜日と年末年始はお休みです。運行は原則1日3便で、チケットの予約はインターネットで24時間申し込みができます。