30日未明、愛知県小牧市で住宅が全焼し、この家に住む64歳の男性と33歳の長女、1歳の孫の3人が病院に搬送されました。3人とも命に別状はありませんが、「日本刀の様な物を持った男が立ち去った」などの情報が警察に寄せられています。また、長女の知人とみられる男が目撃されていて、警察は放火事件として男の行方を追っています。

目撃者:
「よう燃えとるぞ」
「ひどいひどい、燃えてきた」

 未明の住宅街に立ち上る炎と煙…。

目撃者:
「火柱がすごいです」

 30日午前3時ごろ、愛知県小牧市城山の公務員・滝本裕之さん(64)の住宅から出火。火はおよそ4時間半後に消し止められましたが、木造2階建て住宅が全焼しました。

 この火事で、滝本さんが喉や両足をヤケドするケガ。滝本さんの長女(33)と孫で1歳の男の子も煙を吸うなどして病院に搬送されましたが、いずれも命に別条はないということです。

 未明に家族を襲った突然の火事。「放火事件」の疑いが強いことがわかりました。

近所に住む男性:
「近いな、やばいなと思って。火の手がだんだんと強くなって。放火らしいという話。娘のところに『注意しなさい』とメールが入った」

 付近の学校から保護者に届いたメールに書かれていたのは「放火」の文字。さらに「犯人が凶器のようなものを持って逃走中」とも書かれていました。

 警察に寄せられた目撃情報には、「日本刀のようなものを持った男が立ち去った」「火炎瓶のようなものが投げ込まれた」という内容があったといいます。

付近の住民:
「娘が『話し声かなにか、ケンカしているのかなとか思ってた』って言ってたから」

別の住民:
「コンクリを叩くような音がドーンドーンって。大きな感じではないけど、それで目が覚めた。ドンドンドンって5〜6回して、ちょっと間隔おいてまたドンドンって聞こえた。それでトイレに出たら消防車が来だして」

 警察によりますと、現場では滝本さんの長女の知人とみられる男が目撃されていて、警察は放火事件として男の行方を追っています。

※画像と動画の一部は視聴者提供