中日ドラゴンズの福敬登投手が30日、SNS上で殺害予告などの中傷を受けたとして、21日に警察に被害届を提出したことを明かしました。

福投手(11月30日):
「『死ね』『殺す』、人格否定っていうのは『がんばれよ』ってあとを付けたとしても、言ってはいけないことなので」

 30日午後、報道陣の取材に応じたドラゴンズの福投手。SNS上での誹謗中傷を受け、11月21日に警察に被害届を提出していたことを明かしました。

 福投手が問題を公にしたのは、11月16日の契約更改の場でした。

福投手(11月16日):
「昨今、SNSっていうのが非常に普及した状態で、打たれた試合になるとおびただしい数の殺害予告等がきますし…」

 福投手が登板し失点した際などにSNS上に誹謗中傷が投稿され、家族への殺害予告にまで発展していると明かしていました。

福投手(11月30日):
「家族に対する殺害予告があったとかというのは、契約更改の場でお話しましたけれども、現在ある証拠の中でも警察が動いてくださる、被害届を出せるよという状況だったので」

 福投手は球界全体のためにも「行動を起こすべきだと思った」と、その思いを語りました。

福投手(11月30日):
「契約更改が終わった後でも、日本シリーズがあって、その日本シリーズで特定の選手に対する誹謗中傷を僕も目の当たりにしたので、これは何か行動を起こさないといけないのではないかなと。厳しい言葉をいただくというのは本来期待の表れ。それは発奮材料として精一杯頑張りたいと思いますが、言葉の責任の重さというのを、もっとSNSをやっている方が認識しないといけないのかな」

 警察は被害届を受理し、書き込みが侮辱罪にあたる可能性もあるみて、投稿した人物の特定を進めています。