12月14日は「忠臣蔵」討ち入りの日です。赤穂浪士の敵役・吉良上野介義央公の地元・愛知県西尾市では、法要が営まれました。

 映画や舞台など、劇中では敵役として知られる吉良公ですが、地元・吉良町では塩田を整備し堤防を築くなどした名君として称えられています。

 319回忌を迎えたことしの法要では、愛知県西尾市にある吉良家の菩提寺華蔵寺に関係者や地元住民らが集まり、墓前で手を合わせ無念の死を遂げた名君の遺徳をしのんでいました。

 また今回の法要では、当時官職で占いなどを担っていた陰陽師のトップ・土御門泰福に吉良公が宛てた書状も公開され、集まった人々の注目を集めていました。