名古屋鉄道は、存続の危機にある西尾・蒲郡線について、自治体と連携し利用客の増加を目指すほか、1990年代の特急列車をイメージした車両の運行を発表しました。

 名鉄の高崎裕樹社長は17日、愛知県西尾市の吉良吉田駅で西尾市と蒲郡市の市長とともに会見し、西尾・蒲郡線の活性化に向けた連携合意書に署名しました。

 西尾・蒲郡線は利用客が少ない赤字路線で、毎年西尾市と蒲郡市からあわせて2億5千万円の支援を受けています。

 今回の連携で、地域の観光ルートを開発するほか、1990年代の特急電車をイメージした側面に白いラインをデザインした車両を来年3月ごろから運行し、利用客の増加を目指します。