マダニに噛まれることで感染する「日本紅斑熱」の感染者が、岐阜県岐阜市で確認されました。感染した80代の男性は死亡しました。

 岐阜市によりますと市内に住む80代男性は、11月1日に発疹や食欲不振などを訴え入院しましたが、3日後にショック症状を起こして死亡し、その後日本紅斑熱への感染が確認されました。

 日本紅斑熱は、病原体を持ったマダニに咬まれることで感染する感染症で、男性は登山が趣味で週に複数回山を訪れていたということですが、どこで感染したのかは分かっていません。

 岐阜市は、森林などマダニが多く生息する場所に立ち入る際は、肌の露出を少なくするなどの対策を呼び掛けています。

※画像は愛知県衛生研究所提供