中日ドラゴンズのOBで、野球殿堂入りが決まった山本昌さんは、現役時代の恩師・星野仙一さんへの感謝や今後の目標を話しました。

「野球殿堂入り」を果たし、新たに野球界の歴史に名を刻んだレジェンド・山本昌さん。この栄誉ある賞にファンは…。

ファン歴約40年の女性:
「すごくうれしいです。若手の人に負けないくらい熱意のある投球で、いつも楽しませていただきました。ヒーローですね、私にとってのヒーロー」

ファン歴約20年の男性:
「2006年のノーヒットノーランが印象に残っていますね。僕も見に行った試合だったので。(今後は)できたらドラゴンズのコーチとして戻ってきていただけたら、ファンとしてはうれしいです」

 現役生活32年、通算219勝、日本球界初の50歳での登板と、数々の金字塔を打ち立てた昌さん。

 恩師の1人、星野仙一さんとの思い出が、今も昌さんの心に焼き付いています。

山本昌さん:
「現役時代、褒められたことがないんですよ。だけど叱られていつもホッとしていたのが星野さんだった。若い頃に、直接『俺は怒るけど使うぞ』と。これがなければ今の自分はないと思いますので、ありがたかったなと思います」

 そして、昌さんが語った星野さんとの約束…。

山本昌さん:
「よく星野監督がおっしゃっていた『野球の裾野を広げよう』っていうのを、私自身も『頼むぞ』ということを言われているので、後輩たち、球界にも自分が32年やってきた技術、そういうものを伝える日がいつか来たら、全力でがんばりたいなと思います」