空港も含めた輸出額が9年連続で全国1位だった名古屋港が、10年ぶりに1位の座を明け渡しました。

 名古屋税関によりますと、去年1年間の名古屋港の輸出額は12兆4800億円あまりで、およそ12兆8200億円となった成田空港に僅差で抜かれ、全国2位となりました。

 新型コロナに伴う人手不足などで海上輸送に使うコンテナが不足し、航空での輸送が増えたことなどが要因だということです。

 一方で、去年の名古屋港の輸出額は前の年より2割ほど増え、過去2番目の輸出額となっていて、自動車の輸出額も新型コロナ拡大前の2019年の9割ほどの水準に回復しています。