名古屋市守山区にある野球アカデミー「Be an Elite」。代表の松本憲明さん(26)と徳浪優斗さん(25)はともに愛工大名電の野球部OB。

 かつて四国アイランドリーグ・徳島でもプレーした松本さんは、米国に渡り、様々な理論やトレーニング方法を学んだ。その経験を活かし、プロも導入しているラプソードなどを用いてデータに基づきながら指導を行うなど、日本では珍しい最先端のアカデミーだ。

 今オフにはDeNAの東克樹投手や、中日の笠原祥太郎投手、梅津晃大投手、森博人投手、さらに日本ハム・立野和明投手、柿木蓮投手ら数多くのプロ野球選手が訪れ、ケガをしないための体づくりやフォームの改善、球速アップに取り組んだ。

 昨年6月からここで打撃指導を始めた徳浪さんは、愛工大名電高校、愛工大で長距離打者として活躍。去年11月には楽天からドラフト2位指名を受けた長距離砲・安田悠馬選手(愛知大学4年)が訪れ指導している。徳浪さんの指導のコンセプトは「ホームランバッターを育てること。魅力のある選手を輩出したい」と意気込む。

  NPBや社会人野球の選手だけでなく、小学生から大学生まで指導する「Be an Elite」の目標は、プロ野球選手とメジャーリーガーを輩出すること。代表の松本さんは「球速アップに強くこだわっているので、160キロを出す投手を育てあげたい」と意気込んだ。

 ここから飛躍する選手たちの今後の活躍に期待したい。