三重県では22日、新たに559人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。前日の感染者数を176人上回りました。

 感染がわかったのは、四日市市や鈴鹿市などに住む10歳未満から90代までの559人です。

 内訳は四日市市131人、鈴鹿市96人、松阪市53人、桑名市45人、津市39人、伊賀市31人などとなっています。5割近くの感染経路が今のところ、わかっていません。

 2月2日に20代の女性職員の陽性が判明した県内の高齢者入所施設では、19日までに職員13人と入所者34人の合わせて47人に陽性が判明していました。

 陽性になったのはいずれも1つのフロアで生活する入所者と出入りする職員で県はこの施設を137例目のクラスターに認定しました。

 この施設では介助を必要とする入所者が多いため職員との距離も近く、食事の際は同じ部屋に複数人の入所者が集まっていたことなどから感染が広まった可能性が高いとみられています。

 22日は、50代から90代までの男女5人が21日に亡くなったことも発表されました。5人はいずれも基礎疾患があり、ワクチン接種を済ませた人もいたということです。

 県は5人のうち3人の死因について「新型コロナが直接の死因ではない」と説明しています。

 三重県では2月に入り、54人の感染者が亡くなっています。三重県の22日時点の入院患者は前日と変わらず302人で、病床使用率は57.1%に上がっています。

 重症者は3人で前日から2人減り、自宅療養者数は前日から86人減って5118人になりました。