
名古屋市北区に本社を置く中日信用金庫の元職員が、顧客の預金からおよそ750万円を着服していたことがわかり、懲戒処分を受けました。
中日信用金庫によりますと、愛知県小牧市の藤島支店に勤務していた元男性職員(30代)は、2015年3月にかけてのおよそ1年3カ月間、解約した定期預金を顧客に返すフリをして10回にわたりおよそ750万円を着服していました。
元職員は、返却された預金の受け取りを確認する書類に顧客の名前を署名し、実際に返したように装っていたということです。
1月になって顧客から「自分の認識している預金残高と違っている」と支店に相談があり、内部調査の結果、着服が発覚していました。
元職員は着服した金を女性との交際費などに使っていたということで、2月15日付で懲戒解雇処分となっています。