「子供達の世代に引き継ぐため」春の高山祭 3年ぶりに通常開催の方針 感染状況次第で中止や規模縮小も

　新型コロナの影響で、2021年まで2年連続で中止された春の高山祭が、3年ぶりに通常通り開催する方針が示されました。

　毎年4月に行われる春の高山祭は、絢爛豪華な祭り屋台やからくり奉納などを目当てに多くの観光客が訪れますが、2021年と2020年は新型コロナの感染対策で、神事を除いたすべての行事が中止されました。

　高山祭の関係者は3月1日に会議を開き、2022年は4月14日と15日の日程で通常通りの開催をする方針を確認しました。

春の高山祭の宮本長：
「伝統継承が途絶えてしまうのではないかという危機感を持っております。子どもたちの世代に引き継ぐため、今年は斎行をする方針で進めております」

　祭りの関係者は、通常開催に向けて準備を進めますが、新型コロナの感染状況次第では中止や規模を縮小する可能性があるということです。