名古屋城のお膝元に、尾張名古屋の食文化を受け継ぐ新たなグルメスポットが18日、オープンします。

 愛知県産の旬の食材を使った豪華な会席料理に、ひとつずつ丁寧に焼き上げるどら焼き。

 名古屋能楽堂の和食レストラン「蓬左」。「名古屋の食文化を未来へとつなぐ」をテーマに、江戸時代の名古屋にルーツをもつ3つの老舗がコラボレーションしました。

八百彦本店の社長:
「私たちは中学からの同級生でして」

和む菓子 なか又の社長:
「何かこの仲間たちで一緒にやれればいいなという話はよくしていました」

 コラボしたのは江戸時代の創業以来、名古屋の台所として親しまれてきた仕出し料理店「八百彦本店」。400年前に名古屋で創業した桔梗屋をルーツに持つ和菓子店「花桔梗」。江戸時代に熱田で創業したかまぼこ店の屋号を受け継ぐ、和菓子店「なか又」の3つの店です。

 八百彦のこだわり、鰹を削ってとった出汁を使ったきしめんと、豊浜漁港で水揚げされたシラスを使った海鮮丼のセット。

 シャチホコがのった名古屋城のデザート台にセットされているのは、ここでしか食べることのできない「和フタヌーンティーセット」です。春らしく桜や金箔があしらわれた練りきりで、ピスタチオ餡を包んでいます。

八百彦本店の社長:
「まずは、名古屋市民に愛されるような場所にしていきたいと思っています。その先は県外から来る観光客の方、また海外からみえるお客さまの方を、おもてなしできる場所にしていきたいと思っております」

 名古屋能楽堂内のレストラン「蓬左」は18日にオープンします。