名古屋市の河村市長は、自身が代表を務める地域政党・減税日本から今年夏の参院選・愛知選挙区に元県議で前名古屋市副市長の廣澤一郎氏(58)を擁立する意向を示しました。

河村市長:
「(教育委員会を)構造的に変えていかなかんということで、僕とずっと一緒にやってきて、教育の福祉機能についてやってきたのが廣澤さん。彼しかいないですよ」

 河村市長は27日、報道陣にこのように話し、夏に実施される参議院議員選挙の愛知選挙区に、減税日本として廣澤一郎氏を擁立する意向を示しました。

 これまでに選挙協力の実績がある日本維新の会にも今後党員を100人集め、公認を申請するということです。

 廣澤氏は名古屋市出身の58歳、減税日本の元県議で、2017年から4年間名古屋市の副市長を務めましたが、4月から市の教育長に起用するという河村市長の人事案が市議会で不同意とされていました。

 河村市長は不同意となったことを受け、「廣澤氏には国政で教育改革をしてほしい」と話しました。

 定数4の参院選愛知選挙区にはこのほか、自民・立憲・公明・国民の現職や、共産の新人らも出馬を予定しています。