名古屋大学では5日に入学式が開かれ、学部生と大学院生あわせて4500人余りが新たなスタートを切りました。

名古屋大学の杉山総長:
「コロナ禍の中で、難しい状況の中で高校生活と受験勉強を過ごしてきた皆さん。桜が散る中、名古屋大学に迎えることができ、大変嬉しく思っています」

 大学ではコロナ禍で迎える3度目の春。今年も感染対策として例年よりも回数を増やし、学部・研究科ごとに6回に分けて式典を開催。それぞれ30分程度で行われました。さらに…。

(リポート)
「会場の外にいるのはほとんどが新入生で、去年に引き続き、サークルなどの勧誘は行われていません」

 式典会場の外で行われる恒例の「サークル勧誘」もなし。そこで新入生たちが駆使しているのが、ハッシュタグの『#春から名大』。ツイッターなどSNS上でキーワードを基に人とつながり、色々な大学情報を得ているようです。

 新入生にどんなキャンパスライフを送りたいか聞いてみると…。

新入生:
「建築学科に所属することになったので、ディズニーランドとか人に力を与えられる場所だと思うので、愛知県に魅力的なテーマパークを作りたいと思います」

別の新入生:
「憲法の解釈とかをちゃんとやっていきたいなと思っています。ドイツには事案がなくても法律を審査できる権利があるんですけど、なぜか日本にはないので、それを変えたいなっていう野望があります」

 また、SNS世代の新入生が求めているのは、人と直接対面してコミュニケーションをとることです

新入生:
「先生に聞きたいことが、やっぱり対面の方が聞きやすいので」

別の新入生:
「SNSとかでのやりとりと、実際会ってしゃべるのとでは全然違います」

 コロナ下で迎える3度目の春、まだまだ制約はある中で、多くの新入生が晴れやかな表情で新たな一歩を踏み出しました。