名古屋市の河村市長は18日、木造復元後の天守閣に体の不自由な人なども登ることができるよう、エレベーターも含めた「昇降技術」の公募を始めたと発表しました。

 柱や梁を傷めることなく大天守の1階まで上がることを最低条件としていて、より上の階へと達する技術が高い評価点となります。

 公募の期間は8月中旬までで、専門家らの審査を経て、年内に最優秀者を選定する計画です。

 木造復元した天守閣の昇降技術について、市は年明けにも国際コンペを始める予定でしたが、準備が遅れたため18日からの実施となりました。

河村名古屋市長:
「体の不自由な皆さんとか、高齢者の皆さんに喜んでいただけるように、世界中から技術を公募したいと思います」