入浴剤『アサヒバスメロディー』などで知られる、愛知県北名古屋市のメーカー「アサヒ晶脳」が、自己破産申請の準備に入ったことがわかりました。

 信用調査会社・帝国データバンクによりますと、アサヒ晶脳は1955年設立。入浴剤や防臭剤などを手掛け、1984年度の売上高はおよそ9億8500万円にのぼっていました。

 しかし、2021年度には売上高が5300万円にまで落ち込み、4月20日に事業を停止していました。

 かつてはテレビCMを放送するなど高い知名度がありましたが、国内外の他社製品との価格競争が激化したほか、新型コロナで取引先の小売店の事業が停滞するなどして、資金繰りが悪化していました。