愛知県が導入を検討している公立校での中高一貫教育について、13日に検討部会が開かれました。

 会合は非公開で、愛知県内の学校関係者ら26人が参加し、候補となっている明和・津島・半田・刈谷の県立高校4校への付属中学導入について、意見を交わしました。

 県教委は終了後に会見し、大学受験対策ではなく「探究型」の学びに重きを置くことや、入試は面接や適性検査などを組み合わせた形を各校ごとに検討すべきといった意見を示したと明かしました。

 一方、参加した学校関係者からは「遠方からの通学は交通費がかかり、教育の経済格差が生まれる」といった声や、入学を目指した受験競争の過熱を危惧する意見も上がったということです。

 愛知県は今後も意見を集約し、夏ごろまでに導入の可否を決めたいとしています。