愛知県設楽町で建設が進められている「設楽ダム」について、国土交通省が工期を8年延長する方針を固めました。

 設楽ダムは、2026年の完成を目指して国が建設を進めていて、5年前からダム本体の工事に着手しています。

 しかし、設計段階にはなかった地すべり対策や地盤強化の工程が必要となったほか、働き方改革による残業規制の影響などもあり、国交省は工期を2034年まで8年延長する方針を決め、17日に愛知県などに説明しました。

 工期の延長で建設費は800億円増え約3200億円になる見通しで、国交省は建設費の3割ほどを負担する愛知県にも意見を聞きながら手続きを進めるということです。