2023年に日本で開かれるG7サミット=主要7か国首脳会議の開催地が23日、広島市に決定し、招致が叶わなかった名古屋市の河村市長は、今後関係閣僚会合の開催地に選ばれるよう注力する考えを示しました。

 2023年に日本で開催されるG7サミットを巡っては、広島市のほか、名古屋市と福岡市も招致に立候補していましたが、23日、アメリカのバイデン大統領と共同会見に臨んだ岸田総理が、広島市で開催する方針を表明しました。

 外務省からの連絡を受け、名古屋市の河村市長はコメントを発表し、「唯一の被爆国として核兵器の脅威と平和の重要性を広島から訴えることは大変重要」だとして、広島の関係者に祝意を示しました。

 その上で「名古屋が選ばれなかったことは残念ではございますが、評価された点、評価されなかった点をしっかり分析し、次につなげていきたい」と、今後は関係閣僚会合招致に注力する考えを示しています。

 G7サミットは首脳会合のほか、外務や財務、環境、教育など様々な関係閣僚会合があり、大阪府や三重県などが誘致に乗り出しています。