無人販売店で“高級馬肉”が万引きされる様子を防犯カメラが捉えていました。

 先週、さいたま市内にある馬肉の無人販売店の防犯カメラが捉えた映像。午後8時ごろトートバッグを持った男が入店してくると、まっすぐ冷凍ケースへ。

 蓋を開け、ほかの商品も確認する仕草を見せます。すると…商品を手に取り、くるりと体を回転させると、料金を支払わずそのまま店を出ていきます。

 その間、わずか35秒。被害に遭ったのは、さいたま市にある「ONIKUSTAND東大宮店」。熊本県産の馬刺しの無人販売を行っていますが本社は名古屋にあり、愛知を始め、全国に13店舗を展開しています。

ONIKU STANDの社長
「これになるんですけども、1番うちで高い商品で100グラムで4000円するんですけど。目を疑いましたけど、ショックというか怖いなっていう印象でしたね」

 盗まれたのは、1パック4000円の”高級霜降り”の馬肉。しかも、4パック、1万6000円分をひとつかみで盗んでいきました。

 現金を盗まれるリスクもあるため、多くの店でキャッシュレス決済専用のレジを設置。被害にあった店では現金による清算もできたといいますが、男はレジの方へ進む様子は一切見せず、出入り口に向かうと、手をアルコール消毒して店をあとにしました。

社長:
「海外とかだったら、自販機とか置いてもそれごと持ってかれるとか、破壊されるだったりとか、ニュースとか調べたりしてあったので、日本だと善意があるかなと思ってやってたんですけど。1人でもそういう方がいると運営できなくなってしまう。できれば返金だったり商品を返していただけたら嬉しいなと思います」

 店側は被害届を提出し、警察が窃盗事件として捜査しています。