岐阜県高山市と長野県にまたがる焼岳について、気象庁は「火山活動が高まっている」として24日朝、噴火警戒レベルを2に引き上げました。

 気象庁などによりますと、北アルプスの焼岳では山頂付近で緩やかな膨張が続き、23日午後11時以降、微弱な火山性地震が増加しているということです。

 このため気象庁は、午前9時半に5段階ある噴火警戒レベルを「1」からレベル2の「火口周辺規制」に引き上げ、想定火口域のおおむね1キロ以内で噴火に伴う大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

 高山市は市内に2か所ある登山口に、立ち入りの自粛を呼びかける看板を設置することにしています。