愛知県豊田市の取水施設で大規模な漏水が起きている問題で、農業用水の供給が止まっている西三河地方では26日の雨で広い範囲で田んぼが潤い、農家からは喜びの声が聞かれました。

 豊田市の「明治用水頭首工」での大規模な漏水をめぐっては、25日から地域と時間を限って農業用水の試験供給が始まっていますが、全面再開のメドはまだ立っていません。

 西三河地方では26日から27日朝にかけて、いずれも多い所で西尾市で144ミリ、岡崎市で93.5ミリなど一部地域で警報が発表されるほどの大雨となり、水の張った田んぼを目にした農家からは喜びの声が聞かれました。

安城市の農家:
「今度の雨はありがたかったな~、値千金」

 また27日は午前9時から、西尾市と安城市の一部で農業用水の試験的な供給が行われています。