愛知県豊山町で、6月6日夜から下水が流れにくくなるトラブルが続いていて、県は周辺住民およそ6000人にトイレなど下水道の利用を控えるよう呼びかけています。

 6日、豊山町にある名古屋市中央卸売市場の北部市場で、「下水の流れが悪い」と豊山町役場に連絡がありました。

 県の職員が確認したところ、災害時などに下水の逆流を防ぐためのゲートが何らかの原因で閉じていて、下水が流れにくくなっていることが判明しました。

 現在、バキューム車を使ってマンホールから溜まった汚水をくみ出す作業が続けられていますが、ゲートを開閉するためのハンドルが下水に浸かっているため、復旧のメドは立っていないということです。

 下水の利用量が減らないと復旧作業ができないため、県は豊山町豊場地区の住民およそ6000人に対し、トイレや洗濯などの生活排水を通常の半分ほどに抑えるよう呼び掛けました。