岐阜県の県立自然公園となっている御嶽山が、国定公園の候補地に選ばれました。

 国定公園の候補地として選ばれたのは、岐阜県と長野県にまたがる御嶽山の一帯で、現在岐阜県側は4000ヘクタール余りの県立自然公園として指定されています。

 生物多様性を守るため、環境省は2030年までに陸と海の各30%以上を保護地域とする目標を掲げていて、全国の自然公園を調査した結果、豊かな自然などが認められ候補地に選ばれたということです。

 今後は国定公園の「指定」に向け、公園の区域の調整や自然環境の調査が進められるということで、岐阜県の担当者は「環境資源を活用することで地域にもメリットがあると考えるので期待したい」と話しています。