三重県では6月16日、新たに142人が新型コロナウイルスに感染したことがわかりました。

 感染がわかったのは、四日市市や津市などに住む10歳未満から90代までの142人です。

 内訳は四日市市が31人、津市が24人、鈴鹿市が14人、伊勢市が13人などとなっていて、ほぼ半数の感染経路が今のところわかっていません。

 年代別では30代が25.4%で最も多く、20代以下も全体の4割を占めています。

 また、6月3日から10日に公表された感染者のうち18人は、同じデイサービス施設の職員や利用者で、県はこの集団を新たにクラスターとしました。

 このクラスターについて県は「食事などの介助の際や利用者同士の会話で広がった可能性がある」としています。

 また、ここ数日の感染者数については、1週間前の人数と比べて増減を繰り返していることなどから「減少傾向が鈍化している」と分析しています。

 三重県の16日時点での入院患者は、前日から2人減って49人で、病床使用率は10.6%に下がっています。重症者は1人で変わりません。

 自宅療養者数は17人減って1086人です。