岸田総理が17日、愛知県豊田市のトヨタ自動車の元町工場を訪れました。

 17日正午前、岸田総理は豊田市のトヨタ自動車元町工場を訪れ、豊田章男社長らが出迎えました。工場で見学したのは、EV・電気自動車などの生産ライン。豊田章男社長から検査工程の説明を受けました。

 政府が脱炭素のカーボンニュートラルを目指す中、自動車業界の取り組みの現状を視察した岸田総理。豊田章男社長との懇談では…。

豊田章男社長:
「私どもの工場に足をお運びいただき、また長時間にわたって声を聴いていただいたこと、本当にありがたく存じます」

岸田総理:
「自動車業界、550万人の雇用を支える我が国の基幹産業です。人への投資ということを考えましても、自動車産業の皆さま方にぜひしっかりとリードしていただきたい」

 その後、岸田総理は記者団に対して…。

岸田総理:
「改めて感じたことは、新たな技術を活かす人の力と、そしてそれを支える投資、この2つでありました。カーボンニュートラルの実現に向けて、官民一体で大胆に取り組みを進めていくことが大事」

 また岸田総理は、秋以降に自動車業界と総理や関係閣僚が対話する場を設ける考えを示しました。