「道路に潜む危険を認識して」ドラレコが捉えた“ヒヤリハット映像” 愛知県警が交通事故防止に活用
タクシー会社が持つドライブレコーダーの映像を交通事故防止に生かそうと、愛知県警と豊橋市のタクシー会社が協定を結びました。
道路を行く車…。次の瞬間、右から自転車が。あわや大惨事でしたが、急ブレーキで事なきを得ました。
こうした「ヒヤリハット」の事例を交通安全に生かそうと20日、愛知県警は豊橋市のタクシー会社が持つドライブレコーダーの映像を活用するための協定を結びました。
こちらは夜道を走るタクシー。右から突然現れたのは歩行者です。これは大事故につながりやすい危険な場面の一つ。特に歩くスピードがゆっくりな高齢者は注意が必要となります。
愛知県警によりますと、高齢者の死亡事故の件数は、ドライバーから見て「左から」出てきた場合よりも「右から」の方が3倍も多いということです。
愛知県警交通総務課の担当者:
「道路に潜む危険を認識していただいて、交通安全意識に繋がっていけばと期待しております」
交通事故での死者数が19日までに61人と全国ワースト2位の愛知県。警察はこれらの映像を公式YouTubeや交通安全イベントなどで紹介し、事故抑制の強化を図ります。
※画像と動画の一部は愛知県警公式YouTubeより