織田信長の父・信秀が建てた名古屋市中区の寺が、法要を行うホールを音楽ライブでも使えるようにして、オープンします。

 光り輝くハイテク納骨堂に、時には本堂が将棋の対局会場に変身。さらに自社ビルの中には、大人の隠れ家的「バー」をオープンさせるなど、様々な取り組みで度々話題となる名古屋・大須の万松寺。

 織田信長の父・信秀が、今から482年前に織田家の菩提寺として建てた由緒あるこのお寺。そこに新たに登場したのが、その名も「のぶながホール」。

万松寺の住職:
「まさかこれを法要でやるわけじゃないですよね。こちらのホールを使えば、色んなイベントとかコンサートもやれるなと思いまして」

 万松寺ならではの大胆な発想。元々は合同法要を行う場所として作られた「のぶながホール」。しかし法要だけで使うのはもったいないと、アイドルの音楽ライブやファンミーティングなどのイベントでも使えるように、大型ビジョンや照明、音響設備を完備しました。

万松寺の住職:
「商店街の中にある万松寺としては、多くの方に集まっていただける、そういうコンセプトをたくさん並べていくのも、これからのお寺の役割だと思っています」

 常に流行を取り入れ、アイドルやコンセプトカフェなど、新たなカルチャーが続々と生まれる大須。そんな中、万松寺が時代の流れを捉え誕生したのが、この「のぶながホール」です。

 大理石風の床に、木目とグレーを基調としたスペースに備えられる席数は最大252席。「のぶながホール」は7月1日にオープンします。