災害現場の調査から鉄道会社による安全点検まで…活躍の場が広がる『ドローン』 展示会に最新モデルが集結
災害や医療の現場でも活躍が期待される「ドローン」の最新機種を集めた展示会が、愛知県豊田市で開かれました。
愛知県豊田市で5日開催された「ドローン展示会」。水中での撮影が可能な機体や、長時間の飛行が可能な機体など、最新モデルのデモ飛行が行われました。
人が立ち入れない場所での作業が可能なため、災害発生の際などにも活躍が期待されるドローン。例えば消防では…。
豊田市消防本部の担当者:
「火災にも救助にも使える万能な道具」
豊田市消防では4年前からドローンを導入。通常のカメラに加え赤外線カメラを搭載し、火災の延焼確認や山岳・水難救助の場面で活躍しています。
医療現場で活躍するドローンも。離島や山間部に薬を届けることができ、こちらの機種も実証実験では8キロ離れた島に薬を届けることに成功しています。
さらに、災害現場での測量等で用いられるモデルも。レーザースキャンで上空から地形を認識でき、去年、静岡県熱海市で発生した土石流災害の際、人が立ち入れないエリアで危険箇所を調査する作業に使われた実績があります。
また名古屋鉄道でも、ドローンを導入することで線路の安全点検などを空から効率よく行うことができ、事故などの際も現場をいち早く確認できるというメリットがあるそうです。
名古屋鉄道の担当者:
「国の方でも『空のインフラ』に力を入れていらっしゃいますので、地域の移動のインフラを担ってきた企業として、空のインフラへの構築にも力を入れていきたいと考えております」